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これで聴くチャイコフキーはまるでドイツ音楽のよう。 感傷的な音楽ではなく、しっかりした構成の上にベルリン交響楽団が分厚い音をのせている。
それもちょっとガサガサしたような洗練された音とはまるで正反対のようではあるが、素朴で力強い。 ドイツの田舎の音とでも言うのかな(ドイツに行ったことないけど)。
LP時代からチャイコフスキーはどうも好きになれずにいた。 しかしこの演奏で始めてちゃん最後まで聴けたし、感動できた。 第4楽章のフィナーレも力強くて好きだが、第2楽章の朴訥とした仕上げかたが好き。
国内廉価盤ではあるが PCMデジタル録音(1979.9.25-29 東ベルリン キリスト教会)