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フランス人指揮者がアメリカのオケを振った北欧物なんて... と言われるかもしれないが、低弦をしっかり鳴らせ、この曲のシンフォニックな面を出しきっている。 聴いていてもうワクワクしてしまう。 北欧の叙情??なんていうエスプリを理解できない安田にとっては、このパレーの演奏が大好き。
シベリウスはあまり馴染みがない作曲家といってもいい。 以前、大阪シンフォニカーの定期演奏会での予習用としてオーマンディ/フィラデルフィアを勧められた。 さっそくCD捕獲して聴いたのだけどどうも掴み所がなかった。 その後期待して買ったザンデルリンク/ベルリン交響楽団もパッとした印象はなかった。 これはもうシベちゃんとは縁がない... と思っていたのだが、ドヴォルザーク「新世界」のオマケで入っていたこのパレーの演奏にハマってしまうとは大きな誤算だった。 こおいうことがあるからクラシック音楽は面白い。 本当にこの1枚でこの曲に開眼できた... というのはちょっと大袈裟だが、そおいうことはあると思う。
最近聴いたパレーの幻想交響曲も突進的でよかったし、ドラティ、スクロバチェフスキーとマーキュリーの輸入盤から目(耳)が離せない。