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デトロイト盤よりも音が分厚く、ちょっとささくれだったような感じ。 ワイルドさいっぱい。 これは面白い。
ようやくドラティがデトロイト交響楽団を振ったレコードアカデミー賞に輝く 「春の祭典」を捕獲した(一般に有名なのはこっち)ときに比較視聴したもの。 しかし、この同じドラティ指揮によるこのミネアポリス交響楽団との演奏のほうが野趣あふれる演奏である。 聴き応えも十分で捨てがたい... というか、個人的にはこっちのほうが面白くて好き。
この曲の分析的な面・演奏技術としてはデトロイト盤が良いのだろう。 しかし、この曲が本来孕んでいる野生的な面が出ているのはミネアポリスとの演奏。 また、根本的にストラビンスキーがロシアの作曲家であることも思い出させてくれる。 そんなスラブ的な面を強調するのなら、このミネアポリス盤もなかなかの快演... などと思っている。